[JCR] FPGの格付がBBB- / 安定的 J-2に見直されました。

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16-D -0348
2016年 8月 2日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社FPG (証券コー ド:7148)

【据置】
長期発行体格付 BBB-
格付の見通し 安定的
短期発行体格付 J-2
国内CP格付 J-2
■格付事由
(1) 航空機、船舶、コンテナを機材とするタックスリースのアレンジメントとその出資金部分の投資家への販
売を主業とする独立系金融会社。タックスリースの仕組みを通じて、リースの借手(航空会社、海運会社
など)には資金調達手法の多様化、投資家には税の繰延効果などが提供される。当社の組成する出資金は、
金融機関、会計事務所との提携により、紹介を通じて全国の中堅中小企業へ販売されている。格付は、収
益性の高さおよび低位にある損益分岐点比率、従前に比べ厚みを増している純資産額によって支えられて
いる。また、提携を通じて当社の出資金販売チャネルが着実に強化されている点を評価している。一方、
空運および海運業界の動向、中堅中小企業の景況感、投資家の購入意欲、税制変更リスクなどについては、
タックスリースの組成や出資金の販売に影響を及ぼし得る要因であり、JCRは注意を払う必要があると考
えている。
(2) タックスリースの組成額および出資金の販売額は速いペースで増加している。投資ロットの小口化、通年
ベースでのコンスタントな販売など商品供給面の強みに加え、提携する金融機関と会計事務所の先数増加
および取引の深耕など販売チャネルの強化が背景となっている。また、顧客総数が大きく増加したことも
あり、過去に投資経験のある顧客向けだけでも相応の販売規模が確保できていることの寄与も大きい。販
売した出資金に占める当社の収益相当分は、15%前後と比較的高い水準で維持されている。このため、
16/9期第 3 四半期累計の売上高は 146億円(前年同期比 21.0%増)、経常利益は 95 億円(前年同期比
10.8%増)と増収増益が続いている。ただし、当社の期間損益は当該年度における出資金販売額および手
数料率の動向に連動しており、今後も安定的な収益力を確保していけるか、JCRは注目している。
(3) 15 年度より段階的に法人税率が引き下げられている一方で、税務当局において課税ベースの拡大が検討
されている。そうした場合に、投資初年度の税繰延効果が減少することで、出資金の販売へ影響がでるこ
とが懸念される。また、マクロ経済が大きく変動する局面では、タックスリースの組成および出資金の販
売に影響が出る可能性がある。当社は、制度変更リスクなどの顕現化に備え事業の多角化を進めようとし
ているが、それらが本格的に収益に貢献するには、まだしばらく時間を要するとみられる。
(4) 好調な業績を背景とした内部留保の蓄積などにより純資産額は厚みを増してきている。ただし、15 年 12
月にかけて自己株式の取得を実施、足元では純資産額が 15年 9月末と同水準にとどまっている。また、
出資金の販売が増加するなか、在庫である商品出資金の残高を従前に比べて厚めに確保しており、これに
概ね連動するかたちで有利子負債残高も増加基調にある。16年 6月末の自己資本比率は 17.4%、デット
エクイティレシオは 3.3倍と、前年同期末比でそれぞれ 10%ポイント、1.9倍悪化した。商品出資金の動
向次第でこれらの数値は今後も上下すると想定される。税の繰延効果を十分に享受できなくなる販売開始
から 1年を超えた商品出資金はなく、足元の販売状況も良好であるが、出資金の販売と在庫のバランスに
ついては引き続きフォローしていく必要がある。
(担当)本多 史裕・大石 剛

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■格付対象
発行体:株式会社FPG
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 BBB- 安定的

対象 格付
短期発行体格付 J-2

対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー 50億円 J-2

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016年7月29日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:本多 史裕
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年 1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年 11月7日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社 FPG
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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