[JCR] 山形銀行の格付がA+ / 安定的に見直されました。

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http://www.jcr.co.jp

16-D -0133
2016年 5月 27日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社山形銀行 (証券コー ド:8344)

【据置】
長期発行体格付 A+
格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 山形県山形市に本店を置く資金量 2.2兆円の地方銀行。県内のリーディングバンクとして預貸(ゆうちょ
銀行除く)シェアとも 3割強とトップにあり、山形市に隣接する仙台地区でも貸出残高を伸ばしている。
格付には、地元金融マーケットにおける高いプレゼンスに加え、健全な貸出資産の質、良好な資本充実度
などを反映している。市場金利が一段と低下する厳しい収益環境のなか、基礎的な収益力の低下に歯止め
をかけることが当面の課題である。
(2) 貸出金は利ざやの薄い地方公共団体向けなどが多いため利回りは地銀のなかでも低い。資金量対比でみた
人件費の負担も重く、ROA(コア業務純益ベース)は 0.2%台半ばにとどまる。内部格付に応じた戦略商
品の投入などで中小企業向け融資を増やし、効果的な店舗投資で住宅関連の資金需要を積極的に取り込ん
でいるが、貸出金利回りの低下を背景に資金利益は弱含んでいる。日銀のマイナス金利政策導入により、
利ざやの確保が一段と難しくなるなか、成長が見込まれる地域への経営資源の投入、IT 投資による業務
の効率化などにより収益への下方圧力を緩和していけるかに注目している。
(3) 貸出資産の健全性は高い。地方公共団体や大企業向け、住宅ローンといった信用リスクが小さいとみられ
る貸出が残高全体の約 7割を占める。金融再生法開示債権比率は 16年 3月末で 1.2%(部分直接償却は
未実施)。地銀のなかではトップクラスに低く、保守的な引当方法の採用により開示債権に対する保全も
厚い。大口融資先にかかる信用リスクも限定的である。要注意先債権の残高は少なく、総与信に占める分
類債権の割合もかなり抑制されている。与信費用は貸出残高比で一貫して低水準で推移しており、今後も
多額となるリスクは小さい。
(4) 有価証券運用においては、預証率(平残ベース)が16/3期 36%と高く、ポートフォリオの約8割を円貨
債券が占める。円貨債券のデュレーションは 4年台とやや長く、当行は今後 5年台まで長期化していく方
針である。アセット・アロケーションの見直しも進めており、投資信託や外貨建債券の残高が増加傾向に
ある。金利リスクを含めた各種のリスクは高まる傾向にあるものの、厚みのある資本に照らしてみれば、
リスクは問題の無い水準で推移していくと見込まれる。
(5) 連結コア資本比率は 16年 3月末 12.8%。適格旧 Tier2資本などは調達しておらず一般貸倒引当金などを
除いたベースでも 12%台は確保しており、資本の充実度は高い。同比率は貸出増などに伴うリスク・ア
セットの拡大で今後低下する可能性もあるが、与信費用の抑制などを通じて利益の蓄積も見込まれるため、
地域銀行のなかで優位性のある資本の充実度を維持していくことは可能と JCRはみている。
(担当)阪口 健吾・木谷 道哉
■格付対象
発行体:株式会社山形銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A+ 安定的

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016年5月25日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:阪口 健吾
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社山形銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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