[JCR] 四国銀行の格付がA- / 安定的 BBB+(劣後)に見直されました。

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16-D -0092
2016年 5月 6日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社四国銀行 (証券コー ド:8387)

【据置】
長期発行体格付 A-
格付の見通し 安定的
債券格付(期限付劣後債) BBB+
発行登録債予備格付 A-
■格付事由
(1) 高知市に本店を置く資金量 2.6兆円の地方銀行。預貸金シェアは県内トップで、地元におけるプレゼンス
は高い。格付は強固な事業基盤、比較的良好な資産の質と一定の自己資本充実度を反映している。金融機
関を取り巻く経営環境は厳しさを増しており、収益への下方圧力は一層強まる可能性が高い。与信費用な
どの損失吸収力となるコア業務純益の動向が、格付上のポイントである。
(2) コア業務純益(投資信託の解約益を除く)は、貸出金利回りの低下を背景にここ数年で大きく落ち込み、
ROA(コア業務純益ベース)も 0.2%台まで低下している。16/3期は有価証券利息配当金の増加や経費の
減少などからコア業務純益は持ち直しているものの、日銀のマイナス金利政策導入に伴い、17/3 期以降
は資金運用利回りが一段と低下する見通しであり、その影響が懸念される。中小企業向け貸出の増加基調
を定着させ、収益性の高い貸出ポートフォリオへの転換を図りつつ、預り資産販売手数料を中心とした非
金利収益の増強などで、収益力の低下を抑制していくことができるか注目していく。
(3) 金融再生法開示債権比率は 15年 12月末 2.87%。貸出資産の質は着実に改善しており、14/3期以降、与
信費用は抑制されている。ただ、未保全額の大きい要注意先債権が依然として多く、過去には大口要因な
どで多額の与信費用を計上した経緯もあることから、景気変動時の影響などに留意する必要がある。一方、
有価証券運用では、円市場金利が低位に推移するなか、円建債券中心の運用から外貨建債券、投資信託へ
のリバランスを進めている。国内外債券の金利リスク量は資本対比で大きく、投資信託の増加に伴い価格
変動リスクも拡大している。収益確保の観点から、現状のリスクテイク方針を継続していく方針であり、
市場リスクを適切にコントロールしていくことができるか見守っていく。
(4) 適格旧 Tier2資本や貸倒引当金などを控除した調整後の連結コア資本比率は、15年 9月末8%強。内部留
保の蓄積から改善傾向が持続しているものの、有価証券部門のリスクテイクの状況などを踏まると、バッ
ファーとしての資本の厚みには改善の余地がある。
(担当)大山 肇・南澤 輝
■格付対象
発行体:株式会社四国銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A- 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第2回期限前償還条項付無担保社債
(劣後特約付) 70億円 2011年11月2日 2021年11月2日 (注) BBB+
(注) 2016年11月2日まで2.00%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに2.98%を加えた率。

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付
発行登録債 500億円 2014年10月7日から2年間 A-

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格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日: 2016年 4月28日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年11 月7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月8 日)、「金融機関等が発行する
資本商品の格付方法」(2015 年2 月5 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社四国銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■用語解説
予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には
当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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