[JCR] 浜松ホトニクスの格付がA+ / 安定的 → ポジティブに見直されました。

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http://www.jcr.co.jp

15-D -1020
2016年 3月 18日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

浜松ホトニクス株式会社 (証券コー ド:6965)

【見通し変更】
長期発行体格付 A+
格付の見通し 安定的 → ポジティブ
■格付事由
(1) 光電子部品のリーディングカンパニー。技術開発型企業を志向しており、「光」に特化した積極的な研究
開発を行っている。ブランド力や高い技術力などを背景に、光電子増倍管で市場をほぼ独占する他、光半
導体であるフォトダイオードにおいてもX線 CT装置向けで圧倒的な市場シェアを有する。また、ノーベ
ル賞受賞に貢献するなど学術研究での貢献度は非常に高い。一方、事業規模拡大に向けた工場の新棟建設
が、14年5月に光半導体事業、15年5月に電子管事業で行われている。
(2) 人員・設備・開発などへの先行投資によりコストが増加しているほか、足元で一部新興国経済における先
行き不透明感や円安トレンドの反転といった事業環境の変化が見られる。ただし、主な需要先は精密機器
分野(医用機器、分析機器、計測機器、学術研究)であるため、製品需要は景気変動の影響を受けにくく、
比較的安定している。強固な事業基盤を背景に高い収益性を維持しつつ、当面の業績は総じて堅調に推移
しよう。また、今後計画されているハイパーカミオカンデなどの高エネルギー・素粒子実験においても、
リーディングカンパニーとして貢献が見込まれる。加えて、財務構成は極めて良好である。以上を踏まえ
て、格付を据え置き、見通しをポジティブに変更した。今後の収益動向を見極めながら、格付に反映させ
ていく。
(3) 学術研究分野では、世界各地で高エネルギー・素粒子実験が多数計画されている。これらの実験が計画通
りに進捗すれば、製品競争力の高さや納入実績などから業績に大きく貢献する可能性が高い。また、
MOEMS(MEMS技術に光学的な部品を加えた)技術を中心とした民需関連分野(車載、情報通信端末など)
向けの開発・量産体制も整えた。同分野向けの拡大は新たな成長余地として認められる一方、ライフサイ
クルの早さやユーザーからの値下げ圧力の強さといったリスクがある。新棟建設の効果を実現し、今後も
トップラインを伸長させることで収益力を着実に高めていけるか注目していく。
(4) 16/9期営業利益は232億円(前期比1.7%減)と3期振りに減益となる見通しである。生産拡大に向けた
工場の建設や製造設備の導入などで償却負担が増加している。また、前提為替レートを踏まえると、円高
はさらなるマイナス要因となる。一方、15/9 期末の自己資本比率は 79.6%と高水準であり、実質無借金
も継続的に維持されている。当社のキャッシュフロー創出力や保守的な財務運営方針を考慮すれば、良好
な財務バランスは維持されると見ている。なお、本社、生産工場、研究所といった中枢機能が浜松地区に
集中している中、東海地震などの大規模災害に備えて、手元流動性は厚めに確保されている。
(担当)関口 博昭・川越 広志
■格付対象
発行体:浜松ホトニクス株式会社
【見通し変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A+ ポジティブ

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016年3月16日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:関口 博昭
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「電機」(2011年7月13日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 浜松ホトニクス株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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