[JCR] 鳥取銀行の格付がBBB / 安定的 BBB-(劣後)に見直されました。

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http://www.jcr.co.jp

15-D -0848
2016年 1月 21日
株式会社日本格付研究所(J CR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社鳥取銀行 (証券コー ド:8383)

【据置】
長期発行体格付 BBB
格付の見通し 安定的
債券格付(期限付劣後債) BBB-
■格付事由
(1) 鳥取市に本店を置く資金量 8,900億円の地方銀行。鳥取県に本店を置く唯一の地銀であり、県内シェアは
預貸金とも高い。格付は地元における強固な事業基盤、良好な資産の質、相応の資本水準を反映している。
足元では、従来からの課題であった株系資産(株式、株式投信、株価連動債)の削減が進展している。貸
出金利回りの低下が続く中で、収益性の高い貸出残高の積み上げなどにより基礎的な収益力を維持・拡大
できるかどうかが、格付上のポイントである。
(2) コア業務純益(貸出債権売却益、投資信託解約益を除く。以下同じ。)は、14/3 期から物件費を中心とし
た経費の削減により 2期連続で増加しているが、ROA(コア業務純益ベース)は 0.1%台と低い。システ
ム関連経費の高止まりが、収益を圧迫している。16/3 期上半期では、預金保険料の減少などにより経費
が減少したものの、貸出金利回りの低下による貸出金利息の減少などから、コア業務純益は前年同期を下
回った。医療・介護向けなど中小企業向け貸出を中心とした貸出残高の拡大、役務収益の強化などを通じ
て、収益力を維持・拡大できるか注目している。
(3) 金融再生法開示債権比率は15年 9月末で1.58%と低いうえ、分類率も抑制されており、貸出資産の質は
良好である。直近 5期平均の与信費用比率は8bpと低い。しかしながら、収益力が低位にとどまっており、
与信費用の吸収力に課題がある点に留意する必要がある。
(4) 有価証券運用では、株系資産を資本対比で多く保有していたが、株価連動債や REIT の削減などにより価
格変動リスクの圧縮は進んでいる。また、保有債券に係る金利リスク量は小さく、今後も中短期債を中心
とした運用を基本としていく方針から、金利リスク量が大きく増加する可能性は小さい。今後も価格変動
および金利リスクを適切にコントロールしていけるか注目していく。
(5) 12/3 期以前は有価証券で多額の含み損を抱えていたが、13/3 期以降、有価証券は含み益に転じており、
実質的な資本水準も急速に改善している。適格旧 Tier2資本や貸倒引当金などを控除した調整後の連結コ
ア資本比率は、15年9月末9%程度と、「B B B」レンジの銀行の中で上位の水準にある。
(担当)大山 肇・幾島 真
■格付対象
発行体:株式会社鳥取銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 BBB 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第2回期限前償還条項付無担保社債
(劣後特約付及び適格機関投資家限
定分付分割制限少人数私募)
50億円 2012年3月7日 2022年3月7日 (注) BBB-
(注) 2017年3月7日まで3.07%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに 4.05%を加えた率。

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016年1月20日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J CRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J CRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年 5月8日)、「金融機関等が発行する資
本商品の格付方法」(2015年2月5日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社鳥取銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J CRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J CRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J CRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C Rは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C Rに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
J C Rは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C Rのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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