[JCR] 川崎汽船の格付がBBB+ / 安定的 J-2に見直されました。

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http://www.jcr.co.jp

15-D -0772
2015年 12月 22日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

川崎汽船株式会社 (証券コー ド:9107)

【据置】
長期発行体格付 BBB+
格付の見通し 安定的
債券格付 BBB+
劣後ローン格付 BBB-
国内CP格付 J-2
■格付事由
(1) 海運大手 3社の一角。コンテナ船、自動車船、ドライバルクの 3部門を主力事業としている。自動車船、
ドライバルクでは安定的かつ優良な顧客基盤を抱え、世界有数の船隊規模となっている。売上高の約半分
を占めるコンテナ船は市況変動が大きいが、強みを持つ東西航路への経営資源の集中やアライアンスを活
用した合理化などによって収益変動の抑制に努めている。
(2) 収益安定性を重視した事業運営により、以前に比べて収益の下振れリスクは抑制されている。また、財務
体質の強化が進み、足元では海運大手 3社の中で最も良好な財務構成となっている。しかし、コンテナ船
およびドライバルク船の運賃市況が一段と低下しており、16/3 期業績予想は第 2四半期決算公表時に大
幅に下方修正された。円安や燃料油価格低下が収益面で追い風となっているものの、コンテナ船とドライ
バルク船の運賃市況の回復が鈍く、収益、財務の改善ペースは鈍化する見込みである。以上を踏まえ、格
付を据え置き、見通しを安定的とした。
(3) 16/3期経常利益は 200億円(前期比 59.2%減)と 4 期振りに悪化する見込みである。円安、燃料油価格
低下に加え、油槽船の運賃市況上昇やコスト削減が収益面でプラスに寄与しているものの、コンテナ船お
よびドライバルク船の市況低下によるマイナスがそれらを上回る見通しである。17/3 期以降もコンテナ
船およびドライバルク船の船腹需給の改善には時間を要すると見られ、短期間での業績回復は見込みにく
い。
(4) 16/3 期第 2四半期末のデットエクイティレシオは 1.1倍(劣後ローンの資本性勘案後)となった。今後
もフリー・キャッシュフローの黒字を維持していく方針であり、有利子負債の削減が続く見通しである。
ただ、足元でキャッシュフロー創出力が低下していることに加え、海運市況の低迷が続けばドライバルク
船やコンテナ船の構造改革のために損失計上を余儀なくされる可能性もある。このため、今後の財務改善
は緩やかなものにとどまると見ている。
(担当)涛岡 由典・水川 雅義
■格付対象
発行体:川崎汽船株式会社
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 BBB+ 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第12回無担保社債(社債間限定同
順位特約付) 30億円 2015年8月31日 2020年8月31日 0.69% BBB+
第13回無担保社債(社債間限定同
順位特約付) 70億円 2015年8月31日 2022年8月31日 1.05% BBB+

対象 借入額 実行日 弁済期日 利率 格付
劣後ローン 300億円 2015年9月24日 2075年9月20日 (注) BBB-

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http://www.jcr.co.jp

(注)実行日から5年間は利払日(年2回)の利息期間に対応したユーロ円LIBORに実行時におけるスプレッド(当初
スプレッド)を合計した変動利率。実行日から5年経過後は利払日(年2回)の利息期間に対応したユーロ円
LIBORに当初スプレッドおよび1.00%のステップアップ金利を合計した変動利率。

対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー 600億円 J-2

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年12月18日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:涛岡 由典
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「海運」(2011年12月7日)、「ハイブリッド証券の格付に
ついて」(2012年9月10日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 川崎汽船株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
なお、本件劣後ローンにつき、約定により許容される利息の支払停止が生じた場合、当該支払停止は「債務不履
行」に当たらないが、JCRでは債務不履行の場合と同じ「D」記号を付与することとしている。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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