[JCR] 西日本シティ銀行の格付がA / 安定的 A-(劣後)に見直されました。

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15-D -0773
2015年 12月 22日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社西日本シティ銀行 (証券コー ド:8327)

【据置】
長期発行体格付 A
格付の見通し 安定的
債券格付(期限付劣後債) A-
■格付事由
(1) 福岡市に本店を置く資金量7兆円超の地方銀行。中小規模事業者および個人リテール層に強みがあり、福
岡県内で預貸金とも約 25%のシェアを確保している。格付は、堅固な営業基盤、問題の無い貸出資産の
質、相応の収益力に支えられている。一方、自己資本の充実度には改善の余地が残っている。基礎的な収
益力を回復し、自己資本の充実度の引き上げにつなげていくことが課題である。
(2) 貸出金利回りの低下を主因にコア業務純益は減少傾向にある。従来比較的高かった ROA(コア業務純益
ベース)は 0.4%台と、地銀平均並みの水準まで低下しており優位性は薄れている。今後、システム共同
化に伴う償却負担が続くことに加え、積極的なシステム投資による費用増加も見込まれる。一方、中小企
業向けやミドルリスク先向けの貸出は増加が続いており、貸出金利息の減少幅は縮小しつつある。また、
預り資産販売手数料も増加している。こうした傾向を維持しながら、効率化も進めることで収益力の低下
に歯止めをかけられるか注目している。
(3) 金融再生法開示債権比率は問題の無い水準にあり、足元 2%台前半まで改善している。与信費用も引当の
強化を図った上で低位にとどまっている。大口の不良債権が少ないことや D CF 法などの保守的な引当を
行っていることから、当面の与信費用は落ち着いて推移するとみている。
(4) 適格旧 Tier2資本などを除いた調整後コア資本比率は、格付A地銀の中ではやや低い。また、調整後コア
資本には優先出資証券が含まれる点にも留意が必要である。これまでは実質的な資本水準は比較的速いペ
ースで改善してきたが、コア業務純益の減少やリスクアセットの増加を背景に、15 年 3 月末以降の調整
後コア資本比率はおおむね横ばいで推移している。コア業務純益の水準と低位にある与信費用を踏まえれ
ば、最終利益の確保は見通しやすく今後も内部留保の蓄積が進むと見込まれるが、貸出金増加に伴うリス
クアセット増加により、資本水準の改善ははかどりにくいと思われる。
(担当)大山 肇・阪口 健吾
■格付対象
発行体:株式会社西日本シティ銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第5回無担保社債(劣後特約付) 100億円 2007年3月23日 2017年4月17日 2.70% A-
第7回期限前償還条項付無担保社債
(劣後特約付) 88億円 2011年3月24日 2021年4月15日 (注1) A-
第8回期限前償還条項付無担保社債
(劣後特約付) 100億円 2011年12月28日 2021年12月28日 (注2) A-
第9回期限前償還条項付無担保社債
(劣後特約付) 100億円 2013年12月27日 2023年12月27日 (注3) A-
第10回期限前償還条項付無担保社
債(劣後特約付) 100億円 2013年12月16日 2025年12月16日 (注4) A-
(注1) 2016年 4月15日まで1.55%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに2.39%を加えた率。

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(注2) 2016年12月28日まで1.37%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに2.31%を加えた率。
(注3) 2018年12月27日まで0.67%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに1.76%を加えた率。
(注 4) 2020年12月16日まで0.87%。その翌日以降は6ヶ月ユーロ円ライボーに1.78%を加えた率。

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年12月18日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年 5月8日)、「金融機関等が発行する資
本商品の格付方法」(2015年2月5日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社西日本シティ銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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