[JCR] 住友生命保険の格付がA+ / 安定的に見直されました。

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http://www.jcr.co.jp

15-D -0742
2015年 12月 11日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

住友生命保険相互会社 (証券コー ド:-)

【据置】
長期発行体格付 A+
格付の見通し 安定的
保険金支払能力格付 A+
格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 国内大手の生命保険グループ。グループは、国内生保事業に加え、海外事業を含むグループ全体の成長を
目指しており、米シメトラ社の買収手続を進めるなど、地域分散と収益源の多様化を図っている。商品・
チャネルとも機動的な事業展開を得意としており、第三分野商品の販売に比較的早くから取り組んできた。
格付は、国内における堅固な事業基盤、第三分野商品などに支えられた比較的高い収益力、リスク対比で
みた一定の資本充実度などを反映している。
(2) 国内生保事業では、営業職員の質の向上やマルチチャネル戦略を進めている。メインチャネルである営業
職員については、厳選採用の継続や給与体系や教育制度の見直しなどの成果が徐々に出てきており、生産
性と効率性は改善傾向にある。一方、14 年 7 月に完全子会社化したメディケア生命では、来店型保険シ
ョップなどの代理店チャネルにおいて第三分野商品の提供などを通じて若年層などの新たな顧客へアクセ
スしている。今のところグループへの利益貢献は限定的ではあるが、販売量は着実に増加している。
(3) 経済価値ベースの企業価値を示す EEVにおいて、新契約価値などの営業活動の成果に伴う EEVの増加額
が安定的に積み上げられている。死亡保障市場は今後も緩やかな縮小が続くことが想定されるが、比較的
高い収益性を伴う第三分野商品の保有契約が増加傾向にあり、比較的厚い危険差益を安定的に確保してい
る。また、利差損益については、平均予定利率の低下や外国証券の積み増しによる利息収入増加などを背
景に 16/3 期上半期では順ざやを確保しており、変額年金の最低保証の影響を除く一定の基礎利益の計上
が見込まれる。
(4) グループは ERM を導入し、リスク管理を基軸とした収益や資本の一体的な管理態勢を構築している。医
療・介護にかかる商品については、医療技術の進歩や制度変更による支払事由の発生頻度の上昇などが収
益性の圧迫要因となる可能性がある。介護保険の保障範囲を拡大するなか、プライシングを含む商品設計、
支払実績のモニタリング、実績と予定支払率の乖離を受けたアクションの実効性などがポイントとなる。
課題である金利リスクについては、金利水準を考慮しつつ円金利資産のデュレーション長期化を進めてき
た。内部留保の蓄積などにより、資本の充実度は改善してきたことから、一定のストレスシナリオ下にお
いても相応の資本水準は確保できるとみられる。もっとも、経済価値でみたグループ連結ベースのリスク
と資本のバランスは、シメトラ社の買収により一定程度悪化する可能性があると JCRはみている。また、
グループ傘下の国内外の事業会社数が増加しており、グローバルなグループガバナンス態勢の整備が重要
となっている。事業環境も変化するなか、ERM のフレームワークについて、さらなる活用状況に注目し
ていく。
(担当)水口 啓子・宮尾 知浩

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http://www.jcr.co.jp

■格付対象
発行体:住友生命保険相互会社
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A+ 安定的
保険金支払能力 A+ 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年12月9日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:水口 啓子
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「生命保険」(2013年7月1日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 住友生命保険相互会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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