[JCR] 太陽生命保険の格付がA+ → AA- / 安定的に見直されました。

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15-D -0626
2015年 11月 5日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

大同生命保険株式会社 (証券コー ド:-)

【変更】
長期発行体格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的
保険金支払能力格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的

太陽生命保険株式会社 (証券コー ド:-)

【変更】
長期発行体格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的
保険金支払能力格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的

T&Dフィナンシャル生命保険株式会社 (証券コー ド:-)

【変更】
長期発行体格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的
保険金支払能力格付 A+ → AA-
格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) T &D 保険グループは、持株会社の T &D ホールディングスの傘下に大同生命保険、太陽生命保険、T &D フ
ィナンシャル生命保険などを擁する生命保険グループ。大同生命は中小企業市場、太陽生命は家庭市場に
強みを有し、T &D フィナンシャル生命は、銀行窓販や来店型保険ショップなどを基盤としている。グル
ープの事業基盤は多様化しており、事業規模では国内大手に次ぐ地位にある。グループの経営管理面にお
ける一体性は強く、各社の信用力はグループ全体の信用力を反映している。経済価値ベースでみたリスク
対比の資本充実度が向上している点、事業基盤の深耕が進んでいる点などを踏まえ、各社の格付を1ノッ
チ引き上げた。
(2) 経済価値ベースの企業価値を示す M CEVにおいて、新契約価値などの営業活動の成果に伴う M CEVの増
加額が安定的に積み上げられている。国内市場をコアビジネスと位置付けるグループの方針に変化はなく、
各社が得意とする事業分野に注力することで収益基盤の強化を図っている。堅調な新契約業績と解約失効
高の抑制などにより、3 社合算でみた保有契約高は増加基調を維持している。比較的厚い危険差益などを
背景に基礎利益は安定的に推移している。比較的良好な収益力と規律ある資本政策などにより利益蓄積が
さらに進むと JCRはみている。
(3) 経済価値ベースでリスク量対比強固な資本基盤を確保している。グループは ERM を本格導入し、リスク
管理を基軸とした収益や資本の一体的な管理態勢を構築してきた。コア RO EVなどの収益指標の設定を
含めて経済価値ベースの評価を活用するなど、リスク対リターンの管理が社内に浸透しつつある。グルー
プは一定の金利リスクを抱えているものの、資産と負債のデュレーションギャップを拡大させない方針を
継続し、金利リスク量の抑制に取り組んでいる。株式やオルタナティブ投資など価格変動リスクのある資
産を保有しているが、資産運用リスクは健全性の維持が可能な範囲内に抑制されている。資産運用リスク

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などを ERM の枠組みで許容されるレベルに抑制する一方、経済価値ベースの健全性を示す ESR
(Economic Solvency Ratio)の水準を引き上げてきた。ESRの水準は高くリスク耐性は向上しており、あ
る程度のストレス下でも健全性を安定的に維持することができると JCRはみている。

発行体:大同生命保険株式会社
(1) T &D 保険グループにおける中核的な生命保険会社で、法人会、納税協会、T K C全国会、税理士協同組合
などの諸団体との提携を背景に中小企業市場において堅固な事業基盤を有する。
(2) 税理士などの代理店と営業職員チャネルを通じて保障性商品を中心に提供している。従来からの中核商品
である定期保険に加え、経営者の重大疾病や身体障がい状態による就業不能リスクに対応する第三分野商
品「J タイプ・T タイプ」の販売が好調に推移しており、顧客基盤の深耕が進みつつある。保有契約高は
増加基調を維持しており、今後も比較的厚い危険差益を下支えに基礎利益を安定的に確保することが可能
とみられる。経済価値ベースでみても、新契約価値などの営業活動の成果に伴う M CEVの増加額が安定
的に積み上げられている。

発行体:太陽生命保険株式会社
(1) T &D 保険グループにおける中核的な生命保険会社で、主婦層やその家族への保障提供などを通じて家庭
市場に事業基盤を有する。
(2) 営業職員チャネルを主体に保障性商品を販売している他、限定的ではあるが銀行窓販も手掛けている。課
題である営業職員数の減少には歯止めがかかりつつある。従来は貯蓄性商品中心であったが、保障性商品
が保有契約に占める割合が高まってきた。保有契約高は増加基調を維持しており、収益性の改善が進みつ
つある。引き続き一定の危険差益を計上したことに加え、平均予定利率の低下などが基礎利益に寄与して
いる。今後も保障性商品へのシフトが、危険差益を下支えとした基礎利益の計上に貢献することが想定さ
れる。経済価値ベースでみても、新契約価値などの営業活動の成果に伴う M CEVの増加額が安定的に積
み上げられている。主力商品「保険組曲 Best」の販売は好調を維持しているが、過去の貯蓄性商品から
の転換契約も含まれているとみられ、引き続き販売ペースが維持できるか注目していく。

発行体:T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
(1) T &D 保険グループにおいて、金融機関や来店型保険ショップなどの販売代理店向けビジネスを担う生命
保険会社。
(2) 過去に販売した変額年金保険の大量満期に伴い変額年金の保有契約高が減少する一方で、足元で拡販を進
めている一時払終身保険や収入保障保険にかかる保有契約高は増加基調にあり、定額保険の保有契約高が
変額保険を上回るなど保有構造が変化しつつある。また、金利の動向などにより販売量が大きく変動する
貯蓄性商品のみでなく、平準払保障性商品などの来店型保険ショップでの取り扱いの拡大など、商品とチ
ャネルの複線化を進めており、大宗の代理店において取扱商品数の増加がみられる。リスク対リターンを
踏まえた保有契約規模の拡大を図っており、これらの成果を収益基盤の安定化につなげることがポイント
となろう。
(3) グループ戦略における位置付けを勘案し、T &D フィナンシャル生命の格付にはグループの信用力や支援
態勢を反映させている。資本基盤は現状十分な水準にあり、資本効率の観点から必要資本を抑制しつつ、
事業規模を拡大する方針である。足元の契約動向、保有構造の変化などから必要資本額が急激に増加する
とはみていないが、増資が必要となる場合には、持株会社による支援が見込まれる。
(担当)水口 啓子・宮尾 知浩

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■格付対象
発行体:大同生命保険株式会社
【変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA- 安定的
保険金支払能力 AA- 安定的

発行体:太陽生命保険株式会社
【変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA- 安定的
保険金支払能力 AA- 安定的

発行体:T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
【変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA- 安定的
保険金支払能力 AA- 安定的

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年11月2日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:水口 啓子
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月 7日)、「生命保険」(2013年 7月1日)、「保険持株会社および傘
下子会社の格付け」(2005年5月 31日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 大同生命保険株式会社
太陽生命保険株式会社
T &D フィナンシャル生命保険株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

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■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-
7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は JCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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