[JCR] 新生信託 ゴールドマンサックス 栗本HD2にAが付与されました。

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JCRの最新格付けニュースを配信します。

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http://www.jcr.co.jp

15-D -0565
2015年 10月 28日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

クリモトメガソー ラー グリー ンプロジェクトボンド信託2 信託受益権および信託ABL

【新規】
信託受益権格付 A
ABL格付 A
■格付事由
1. 本プロジェクトの概要
本件は、広島県東広島市西条町(西条サイト)および広島県東広島市河内(河内サイト)の2ヶ所で行わ
れる、株式会社栗本ホールディングス(スポンサー)によるメガソーラー事業を対象とするプロジェクトフ
ァイナンスである。スポンサーにとって、本件はメガソーラー事業として 2番目の案件である。先行メガソ
ーラー案件は、東広島市八本松に所在し、2014年7月から商業運転を行っているが、スキームの変更や発電
量に影響を及ぼすアクシデントは発生していない。
本メガソーラー事業を行う合同会社クリモトソーラーエネルギー西条および合同会社クリモトソーラーエ
ネルギー河内(個別に、または総称してプロジェクト GK )は事業を行うにあたり、必要となる事業費を匿
名組合出資および新生信託銀行株式会社による融資により調達する。新生信託銀行は、金銭信託および信託
による借入により調達した金銭で、プロジェクト GK への融資を行う。融資資金は、太陽光発電設備の完工
などを条件として引き出される予定となっている。各プロジェクト GK は、他のプロジェクト GK の融資に
係る債務について、相互に連帯保証を行う仕組みをとっている。本件の格付対象は、この 2メガソーラー事
業への融資を裏付けとした信託受益権および信託ABLである。
2. メガソーラープロジェクト固有のリスクとキャッシュフロー分析
JCRではプロジェクトファイナンスの格付手法に基づいてメガソーラー事業の信用力を評価している。メ
ガソーラープロジェクトのリスク要素として特にウエイトが高いと思われるポイントを列挙すると(ただ
し、これらが全てではない)、スポンサーの信用力、パネルメーカーの信用力、EPC、O &M などに係るリス
ク、立地、日射量の変動性などである。本件においては、①プロジェクト GK の倒産隔離性を確保するため
の適切な手当てがなされていること、②パネル、パワーコンディショナについては良好な財務と技術力を有
する大手メーカーが選定されていること、③両サイトとも信用力並びに施工能力の高い EPC業者が担当す
ること、④信頼性の高い O &M 業者が選定され、適切な O &M 計画が策定されていること-などにより、想
定されるリスクへの対応が図られていると判断している。
メガソーラープロジェクトの売電収入は、月次、季節ごとに日射量が異なり、短期では変動性が大きい
が、中期では変動性は抑制される傾向にあることが特徴である。また、費用は初期支出が大きいものの、メ
ンテナンスに必要とされる費用を除けば年間の支出額は比較的小さく、費用の変動性は低い。本件のキャッ
シュフロー分析にあたっては、このような特徴をふまえ、売電収入の変動、通期にわたって必要とされる費
用の支払いに備えた積立計画が予定されているかの確認を行っている。メガソーラープロジェクトのキャッ
シュフローは、上記のような収入特性および費用特性に従い比較的安定して推移する特徴が見られるが、日
射量の変動およびパネルの経年劣化に伴う発電量への影響を確認することが必要であると JCRでは考えてお
り、この 2点を変数としてストレステストを実施した。ストレステストの結果、JCRでは、本件のキャッシ
ュフローは信託受益権および信託ABLの償還/返済を行うのに十分な余力を有すると判断している。

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3. 格付評価
本プロジェクトでは、固定価格買取制度にもとづく買取価格としてそれぞれ 36円(西条サイト)、40円
(河内サイト)(いずれも税抜)が適用される。両サイトとも、国内平均と比較しても高い日射量が得ら
れ、かつ日射量の変動が小さいと判断される立地であること、十分な厚さのエクイティが設定されているこ
とから、期間中の D SCR水準が比較的高く、かつ安定的に推移すると期待されることが強みとなっている。
一方、造成工事の負担が大きいこと、規模が小さいことなどから、大規模な案件と比較すると Project IRR
はやや見劣りする水準にある。本件では、前述のように、メガソーラープロジェクトのリスクに対して一定
の対応が図られている。JCRではストレス時の D SCRテストの結果も踏まえ、信託受益権および信託ABLの
格付を「A」と評価した。
(担当)本多 史裕・菊池 理恵子
■格付対象
【新規】
対象 発行額/実行額 信託満了日 クーポン・タイプ 格付
信託受益権 10.48億円 2036年5月29日 固定 A
信託ABL 5.00億円 2036年5月29日 固定 A
<発行の概要に関する情報>
信託設定日 2015年10月28日
受益権譲渡日/ABL実行日 2015年10月28日
償還方法/返済方法 スケジュール償還/返済
流動性・信用補完措置 なし ※裏付となる貸付債権における流動性補完・信用補完として、現金準備・優先劣後構造
<ストラクチャー、関係者に関する情報>
委託者 ゴールドマン・サックス証券株式会社
受託者 新生信託銀行株式会社
メガソーラープロジェクト
運営会社
合同会社クリモトソーラーエネルギー西条
合同会社クリモトソーラーエネルギー河内
スポンサー 株式会社栗本ホールディングス
O&M 鹿島建物総合管理株式会社
アセットマネージャー 株式会社栗本
アレンジャー ゴールドマン・サックス証券株式会社
<裏付資産に関する情報>
裏付資産の概要 メガソーラープロジェクト運営会社への貸付債権

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年 10月28日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:本多 史裕
主任格付アナリスト:本多 史裕
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年 1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法(格付方法)の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)のストラク
チャード・ファイナンス「格付の方法」のページに、「プロジェクト・ファイナンス」(2012年8月28日)の信用格
付の方法として掲載している。回収金口座や倒産隔離など他の付随的な論点についても上記のページで格付方法を
開示している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 合同会社クリモトソーラーエネルギー西条
合同会社クリモトソーラーエネルギー河内
(アレンジャー) ゴールドマン・サックス証券株式会社

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6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
格付対象商品および裏付資産に関する、関係者から入手した証券化関連契約書類
なお、上記については関係者が証券化関連契約書類上で情報の正確性に関する表明保証を行っている。
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
いずれかの格付関係者による表明保証もしくは対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、当該方針
が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、ま
たはその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、
結果、的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺
漏、または当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、
機会損失、金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任そ
の他責任原因のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は
意見の表明であって、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何
らの推奨をするものでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。
格付は原則として発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。
JCRの格付データを含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■用語解説
予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合に
は当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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