[JCR] 横浜銀行の格付がAA / 安定的に見直されました。

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15-D -0486
2015年 9月 18日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

株式会社横浜銀行 (証券コー ド:8332)

【据置】
長期発行体格付 AA
格付の見通し 安定的
発行登録債予備格付 AA
■格付事由
(1) 横浜市に本店を置く地方銀行。資金量約 12兆円は業界最大規模で、神奈川県のリーディングバンクとし
て堅固な事業基盤を有する。格付は、高い収益力を背景とした与信費用などの損失吸収力、比較的良好な
資産の質と資本水準の高さなどを反映している。16年 4 月に東日本銀行と持株会社方式による経営統合
を予定しており、新金融グループの資金量は約 14 兆円となる。グループにおける当行の資産・資本規模
の大きさを踏まえれば、統合に伴う格付への影響は限定的である。もっとも、統合後はグループの信用力
が当行の格付に反映されるため、シナジー施策の展開などを通じて、グループ全体で一定の収益力の維持
とリスク対比でみた資本を充実させていくことが格付上のポイントと JCRは考えている。
(2) 収益力は業界トップレベルにある。ROA(コア業務純益ベース)は 0.8%台と高く、バイライト取引に伴
う債券売却損との見合いで計上した収益を除いても他行比良好な水準にある。顧客情報を活用したマーケ
ティングに優れており効果的な営業展開を実現している。恵まれた事業基盤にも支えられ貸出ボリューム
は堅調に推移しており、業界内で高い預貸率が維持されている。超低金利の継続と厳しい競合などを背景
に資金利益が弱含む傾向にはあるものの、資産家をはじめとするリテール向け融資や投資型商品販売への
経営資源の追加投入などを通じて、収益力の優位性を維持していくことは可能と JCRはみている。
(3) ローンポートフォリオは比較的小口分散の効いた住宅ローンやアパートローンなどの個人向けが約 5割を
占める。法人向けでは不動産業向けの比率が高いものの、Tier1資本対比でみた残高はそれ程多くはない。
金融再生法開示債権比率が 2%台前半と低く、大口先への与信集中は抑制されている。与信費用は倒産件
数の減少などを背景に低い水準で推移しており、今後も現状の収益力で十分吸収可能とみられる。
(4) 有価証券残高は総資産対比でみれば小さい。デュレーションは円貨・外貨とも 3年前後で推移しており、
金利リスクは抑制されている。政策株を中心とする保有株式の評価益が潤沢にあり、価格変動リスクは管
理可能な水準にあるとみられる。外国債券は信用力と市場流動性の高い商品が主体であり、投資信託も比
較的価格変動が小さいとみられる商品などで残高を積み上げている。総じて、保有有価証券で抱えるリス
クは限定的と JCRはみている。
(5) 自己資本の充実度は高い。連結 Tier1比率は15年6月末で 12.6%。その他の包括利益累計額などを控除
したベースでも比較的高い水準を維持している。経過措置に基づく資本算入がほとんどないことなどから、
完全実施基準でもほぼ同水準にある。
(担当)大山 肇・木谷 道哉
■格付対象
発行体:株式会社横浜銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 AA 安定的

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付
発行登録債 3,000億円 2014年4月9日から2年間 AA

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http://www.jcr.co.jp

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2015年9月16日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:大山 肇
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCRのホームページ(http://www.jcr.co.jp)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社横浜銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCRの現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCRが格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCRは、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■用語解説
予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には
当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。
■NRSRO登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationaly Recognized Statistical Rating O rganization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の 4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 T EL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026

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